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非常勤医師という働き方のメリット・デメリット

キャリア

皆さん、こんにちは。今回は「非常勤医師という働き方」について取り上げます。

働き方改革や医療現場の多様化が進む中、より自由度の高い働き方として「非常勤医師」という選択肢が注目されています。私自身、常勤医師から非常勤医師への転向を経験しました。そのきっかけや実感したメリット・デメリットを交えながら、この働き方について考えてみたいと思います。


非常勤医師に切り替えたきっかけ

私は家族との時間を増やすために退局し、消化器内科医として週4日の常勤勤務からスタートしました。退局後は子どもの幼稚園の送り迎えや、家族との食事や余暇時間をゆっくり楽しむ余裕が生まれました。この変化は家族との絆をより深めるきっかけとなり、私自身も精神的なゆとりを持つことができました。

また、この時間的な余裕が新たなことに挑戦したいという気持ちを引き出し、訪問診療やパーソナルドクターにチャレンジすることができました。そして、そこにやりがいを感じ、これらの領域にもっと深く関わりたいと考えたことが、非常勤医師という働き方への転向を後押ししました。

現在は、消化器内科、訪問診療、パーソナルドクター、さらには産業医としても活動しています。非常勤医師として働くことで、それぞれの分野を並行して行うための自由度の高さを得ることができました。


ここからは、非常勤医師として働くことのメリット、デメリットを考えてみます。

非常勤医師として働くメリット

働き方の自由度
最大の魅力はスケジュールの柔軟性です。勤務日数や時間帯を自分で選べるため、家族との時間や自己研鑽、副業に時間を充てることが可能です。例えば、曜日によって消化器内科医としての勤務日、訪問診療日、産業医やパーソナルドクターに時間を割く日などを自由に設定することができます。また、子どもの行事に合わせて仕事を調整することもできるため、家庭生活を優先しやすい働き方です。

労働の時間単価の向上
非常勤医師は常勤医師に比べ、時間あたりの給与単価が高い傾向にあります。例えば、時給1万円の勤務を週5日、8時間行った場合、月収160万円、年収1920万円が見込まれます。効率的に収入を得られる点は、非常勤の大きな魅力です。

キャリアの幅を広げられる
複数の医療現場で経験を積むことで、臨床スキルや視野が広がります。また、特定の専門分野にこだわらず、多岐にわたる業務に携われるため、新たなキャリアの可能性を模索することもできます。


非常勤医師として働くデメリット

雇用の不安定さ
非常勤医師は、常勤医師の補助的な立場であることが多く、契約が不安定な場合があります。私自身、雇用形態を切り替える際に“常勤医師が採用されたら契約を打ち切る可能性”があることを説明されました。このようなリスクを受け入れる覚悟が必要です。

社会保障の問題
非常勤になると、社会保険や厚生年金などを自己負担でカバーする必要があります。私は法人を立ち上げ、役員報酬を支払う形で最低限の社会保険を確保していますが、この手続きにはコストや労力がかかります。

キャリア形成上の課題
専門医取得やキャリアアップを目指す場合、非常勤医師では経験症例数や勤務実績が不足する可能性があります。また、常勤ポストへの復帰が難しくなるケースもあります。

組織内での立場の弱さ
非常勤医師は、組織内での意思決定権が限られることが多く、昇進や役職に就く機会が少ない傾向にあります。そのため、組織の運営に深く関わりたい人には不向きかもしれません。


非常勤医師としての適性

これまでのメリット・デメリットをみて、「非常勤医師としての働き方の向き・不向き」をかんがえられた方もいるのではないでしょうか。私もその中のひとりで、具体的にどんな方に非常勤というは働き方が向いているのか考えてみました。

向いている人

  • 家族との時間を大切にしたい人
  • 複数の分野に関わり、キャリアの幅を広げたい人
  • 自己研鑽や副業に時間を充てたい人

●向いていない人

  • 専門医取得や特定分野でのキャリアアップを目指している人
  • 安定した収入や社会保障を重視する人
  • 組織内でのリーダーシップを発揮したい人

働き方を見つめ直す

非常勤医師という働き方には、柔軟性や高い時間単価といったメリットがある一方、雇用の不安定さや社会保障の問題といった課題も存在します。私自身、この働き方を通じて家族との時間や新たなキャリアを手に入れることができましたが、その道のりにはリスクも伴いました。

自分のライフステージやキャリアプランに合った選択肢を見つけることが重要です。このブログを読んで非常勤医師という働き方に興味を持たれた方は、まず現在のキャリアの棚卸しを行い、自分にとっての優先事項を整理してみてください。また、実際に非常勤医師として働く方々の体験談を聞いたり、求人情報を調べたりすることで、具体的なイメージを持つことができるでしょう。このブログが、非常勤医師という働き方を考えるきっかけとなれば幸いです。

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