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貴重な経験を先送りしていませんか?「Die with Zero」から考える。

ライフスタイル

みなさん、こんにちは。今回は書籍「Die with Zero」について取り上げたいと思います。

こちらの書籍は私が以前Xで取り上げたところ、多くの方に反響をいただきました。

ゆー|パラレルキャリア実践中 (@yu_tayousei) on X
『自分は75歳まで細々とでも働くつもり。それを考えるとまだ40年近く働く時間は残されているので、今の働き方に執着する必要はない。』この本を読むまではそう思っていた。今では、こういった考え方に変わった。・45-50歳くらいには1度仕事を辞める

書籍を読んで非常に感銘を受けて、それから大きく考えが変わりました。その後も何度か繰り返し読んでおり、私の妻や両親にも読むことを強くおすすめし実際に書籍をプレゼントしています。

日本人の多くが「老後のために蓄える」ことを重視しています。しかし、人生の終盤に数千万円の財産が手元に残っている人が、「もっと若い時にお金を使えばよかった」と後悔している話を聞いたことはありませんか?ある調査によると、50歳から79歳の約60%の人が「若い頃にもっと旅行や趣味にお金を使うべきだった」と回答しています。このような後悔を避けるために、「Die with Zero」という考え方が生まれました。

この記事では、人生を最大限に楽しむために、どのようにお金・時間を活用するべきかを考えていきます。あなたは今、お金、時間を有効に活用できていますか?

ちなみに、以下ネタバレも多分に含みますので、その点ご了承ください。

「Die with Zero」の概念とは?

『Die with Zero』の著者ビル・パーキンスは、投資家でありながら人生哲学に深く向き合う人物です。彼の提案は、単に貯蓄を増やすことではなく、「死ぬ時点でお金を残さないように計画的に使い切る」ということ。具体的には、人生のピーク時期に体験を通じて価値を最大化するためにお金を活用するのです。

多くの人は「老後が不安だから」と貯蓄を重視します。パーキンスは逆に、年を重ねるごとに得られる体験の価値が下がると主張します。若くて健康なうちにこそ、お金を使って忘れられない思い出を作るべきだというのです。

人生経験とお金の使い方

パーキンスが特に重視しているのは、「人生のどの段階で、どのような体験にお金を使うか」です。

  • 20代の冒険:バックパッカーとして世界を旅したり、体力のあるうちにスポーツに挑戦したり。例えば、ある友人は20代のうちに南米を縦断する旅に出ましたが、その体験が今でも人生の宝だと語ります。
  • 30代・40代の家庭との絆:子どもがいる家庭では、家族旅行にお金をかけることで子どもたちとの思い出を作ることができます。ある知人は、40代で家族全員でヨーロッパ旅行に行きました。子どもたちがまだ若く、自由な時間が取れる今だからこそ楽しめる貴重な体験だったそうです。
  • 60代以降のリアリティ:ある高齢者の話では、「退職後にヨーロッパを周遊する計画をしていたけど、体調が優れずキャンセルした」とのこと。これは、タイミングを逃した結果とも言えます。

「健康と時間」への投資

「健康」と「時間」は、私たちが最も価値を感じる資源です。これを無駄にしないために、健康で活動的なうちに体験を最大限に活用することが重要です。

私は子供が生まれたことをきっかけに退局し、働く時間を意図的に減らしました。これは自分が若くて健康であり、また子供が幼いタイミングであるからこそ意味があると考えて決断しました。実際に家族と過ごす時間を増やしたことによってさまざまな貴重な経験、思い出を作ることができています。例えば、「年4回は旅行に行く」「旅行で行きたい場所が思いついたら、可能な限りその場で予定を組む」ことを現在実践しています。これらのことは健康でいること、かつ時間を自分でコントロールできる環境に身を置かないとなかなか難しいことではないでしょうか。

家族への貢献

「Die with Zero」のもう一つのポイントは、遺産の考え方です。親が残す遺産が子どもにとって必ずしも良い影響を与えるわけではない、という視点を持つことが大切です。書籍では、生存贈与の具体例についてもいくつか書かれていました。

  • 若い頃の結婚や新生活の資金支援:親が子供の結婚費用を支援する、もしくは結婚後に安定した生活を始められるよう、初期費用や家の購入費用の一部を負担する。
  • 教育費や留学費用の支援:親が若い時期に教育費や留学費用を提供することで、子供が自己投資やキャリア形成に必要な経験を得やすくする。
  • 子育て支援としての生前贈与:子供が家庭を持ち始めた頃に、育児や子供の教育費の一部を支援する。子供の生活費や教育費に余裕が生まれることで、親の世代の豊かな経験や知識を次世代に引き継ぐ時間が持てる。
  • 経験に投資するための贈与:若い時に旅行や自己成長に資金を使えるよう支援する。親が生前贈与で旅行資金や体験費用を提供することで、子供が若いうちに「人生の豊かな経験」を積むチャンスが増える。

実践するためのステップ

では、「Die with Zero」をどのように実践すればよいのでしょうか?

以下に私が考えた具体的なステップを提示してみます。

  1. 理想の体験リストを作成する;年齢ごとにやりたいことや行きたい場所をリスト化し、年齢に合わせた価値ある体験を考えます。(例:「30代で登山」「40代で家族旅行」「60代で国内旅行」)
  2. 予算計画を立てる;それぞれリストの項目に合わせて必要な予算を設定し、具体的に計画します。若い時に価値のある活動には多めの予算を割り当てます。
  3. 将来必要になるであろう資金を見積もる;漠然とした将来の不安に対してお金をため続けることがないように、概算でいいので将来必要になるであろうお金を見積もります。そうすることで、経験や思い出に使うことができる資金がどれくらいあるのかがわかります。
  4. 生前贈与で家族を支援する;家族が経済的に助かるタイミングで贈与を計画します(例:子供の結婚資金や教育費)。
  5. 年間の「体験予算」を設定する;年ごとに体験に使う予算を決め、予算内で新しい趣味や旅行を計画し、経験を積む。
  6. 支出の振り返りと見直し;年末に使ったお金や経験を振り返り、翌年の計画に反映します。「満足できた体験」や「続けたいこと」を見直しに加えます。
  7. 体験を共有する;家族や友人と体験を共有することで、思い出の価値を増やし、豊かな人間関係を築きます。

お金と人生をどう考えるか

「Die with Zero」という哲学は、ただお金を貯めるのではなく、自分にとって本当に価値のある経験に投資することの重要性を教えてくれます。読者の皆さんにも、自分の「人生の質」を高めるために、今すぐにでも実践できる行動を考えてみてほしいです。

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