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あなたの「志」はなんですか?

キャリア

みなさん、こんにちは。ご訪問いただき、ありがとうございます。私は現在、

  • 内科医
  • 産業医
  • パーソナルドクター

の3足のわらじを履いて活動しております。

突然ですが、みなさんは「志」というものを考えた事がありますか?

医師として日々の業務に追われていると、「志」を意識することは少ないかもしれません。しかし、医師としてのキャリアや人生を豊かにするためには、自分の「志」を持つことが非常に重要です。志があることで、日々の診療や患者対応において、目の前の課題にどう向き合うべきかを考える指針となり、また困難な状況でも自分を支える力となります。今回は、志というものについて一度考えてみようと思います。

なぜ「志」を育てることが必要なのか

そもそも、なぜ「志」について考えるようになったのか。それは、私が医療との向き合い方に悩んでいる真っ最中に出会った一冊の書籍がきっかけでした。

現代の医療業界は、技術の進歩や働き方改革、生成AIやデジタルヘルスの進化など、急速に変化しています。このような環境下では、単に知識やスキルを持つだけでは十分ではありません。変化に対応しながら患者さんにとって最善の医療を提供するためには、多くのことを学び、適応していく必要があります。ただ日々の業務で忙殺される中、学び、適応し続けることは容易ではありません。そこで、自分自身の「志」を明確にし、それを育てることが必要となるのです。

志を持つことで、医師としての長期的なビジョンを描くことができ、目標に向かって進む力が生まれます。志があることで、医師としての道を見失わず、長期的なビジョンを持って前進することが可能になります。

田久保さんの『志を育てる』について

先ほど述べた書籍が、田久保善彦さんの著書『志を育てる』です。

『志を育てる』では、「志」を「一定の期間、人生をかけてコミットできること」と定義しています。田久保さんは、最初から生涯をかけて成し遂げたい大志を持つ必要はなく、小さな志を積み重ねることが大切だと説いています。具体的には、2〜5年程度の期間で取り組む「小志」から始めることが推奨されています。

志は、達成への取り組み、取り組みの終焉、客観視、自問自答、新たな目標の設定という5つのフェーズを経て成長していきます。このプロセスを繰り返すことで、志はらせん階段を登るように段階的に成長します。志を持つことで、困難に直面しても「くじけてたまるか」と思える強さが生まれます。

小志から始める:志の育て方

田久保さんの本で強調されているのは、小さな志を積み上げることの重要性です。

多くの人は、最初から大きな目標や夢を描こうとして、その壮大さに圧倒されてしまいます。特に、私が関わっている医療業界においては古い慣習や新しいものを受け入れない風潮が強く、志を持ったところで大きく状況が変えられることはないと考えがちです。しかし、田久保さんは「小さな志」からスタートすることを推奨しています。なぜなら、現実的で達成可能な目標を持つことで、着実に成果を上げながら志を育てることができるからです。

小志を掲げることは、小さな成功体験を積み重ねるための道しるべとなります。小さな目標を達成するたびに、自分の成長を実感でき、その経験が次のステップへの自信につながります。こうした過程を経ることで、やがて大きな志を持つ土台が築かれます。

自身の経験を通じて感じた「志」

ここで私の経験を少し話させてください。

私は約2年前に医局を離れたことで、医師としてのキャリアについて改めて考える機会を得ました。それまでは、医局に所属していたことで引かれたレールをただ歩んでいるだけで、自分の将来の医師像について真剣に考えることがなかったのです。医局を離れた後、どのような医師になりたいのか、どういった形で医療に関わりたいのかをじっくりと考えました。そのタイミングで出会ったのがパーソナルドクターという事業、また産業医としての働き方でした。これらを通じて、「予防医療」に注力して病気になる人を少しでも減らしていきたいという志を持つようになりました。

この過程で、私は多くの試行錯誤を重ねました。予防医療に関する新しい知識を学び、面談の仕方など自分のスキルを磨く努力を続けました。これらの経験を通じて私の志はますます明確になり、それが医師としての原動力となっています。

志を育てるための具体的なステップ

志を育てるための具体的なステップとしては、以下のようなものが考えられます。

  1. 自己反省と内省の時間を持つ
    日々の業務に追われる中で、立ち止まって自分の目標や志を見直す時間を確保することが重要です。短時間でも、静かな場所で内省するだけで、自分の考えを整理し、新たな気づきを得ることができます。
  2. 具体的な目標を設定する
    志を育てるためには、具体的な目標を設定し、それを達成するための行動計画を立てることが必要です。短期的な目標と長期的な目標をバランスよく設定することで、達成感を得つつ、志を育てるための道しるべを持つことができます。
  3. 志を持つ仲間やメンターを見つける
    志を育てるためには、同じ志を持つ仲間やメンターの存在が大きな力となります。彼らとの交流を通じて、自分自身の志を深めることができます。
  4. 失敗を恐れず挑戦する
    志を育てる過程では、失敗や挫折も避けられません。しかし、これらは成長のための貴重な経験です。失敗を恐れず、常に新しいことに挑戦し続けることが、志を育てるための大切なステップとなります。

あなたの志を考えてみませんか?

今回、私が田久保さんの『志を育てる』を通じて学んだことを共有させていただきました。

志を持ち、それを育てることは、医師としてのキャリアだけでなく、個人の成長にもつながります。ぜひ自分自身の志を見つけ、それを育てていってください。志を持つことで、医師としての働き方や未来に対して、よりポジティブな視点を持つことができるようになります。

皆さんも、今日から「あなたの志はなんですか?」と自問し、自分の道を見つけていってください。

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